いつの間にかヌルッとリリースしていたテイルズ・オブ・クレストリア(以下、テイクレ)を2章クリアまで遊んだので、アンストする前にその感想を書いておこうと思います。
本当は現在の最新話である5章まで進めてからレビューするのが筋だと思ったのですがちょっともう限界です。マジで勘弁してください。
※割とネガティブな記事です。ご注意ください。
⒈ 良いところ
1.1 思ったよりテイルズしている
突然スマホゲー化したテイルズですが、割といつものテイルズっぽくなっています。
スキットがあったり、
一枚絵があったり、
途中でアニメーションがあったりもしたのでなかなか頑張ってるなーと思います。
まあ、一番肝心なところがテイルズしてないんですけどね!詳しくは後述。
1.2 SSR(最高レア)の排出率は良い
SSRの排出率が5%と高めなので10連を回すとぽんぽん虹色の石が出ます。
石も結構配っているのでガチャを引くのは割と楽しいです。リリース直後っていうのもあると思いますが……。
まあ、完全体を作るには10凸!!!しなきゃいけないんですけどね!
ぐらいかな、良いところ………。
⒉ 悪いところ
2.1 戦闘が絶望的につまらない
はい。ここです。本当にここなんです。
もともとテイルズというゲームはスマブラみたいなアクション要素の強い戦闘が売りでしたが、今作ではそれを完全に廃止。普通のコマンド制RPGになりました。
が、これが本当につまらない。
というのも、スキルの効果が単純すぎるんですよね。
これが「SSRエステル」の技なのですが、一番上の「セイクリッドブレイム」は秘奥義なのでそう簡単に撃てません。
となると、普段のエステルにできる行動は
・ちょっと強い攻撃
・単体回復
・攻撃
の3択になってしまい選択の余地がほとんどありません。しかもリキャストという制約があるため半分くらいはひたすら通常攻撃をし続けるという無味乾燥な時間が生まれます。
大抵こういったコマンド制RPGだと「対象が火傷状態なら効果アップ」とかそういう個性的なスキルでコンボの面白さだったりを出してくれるのですが、このゲームにはそういった工夫が一切見られません。
なんか、アクションゲーの技をそのまんまRPGに持ってきてしまったっていう感じです。
戦闘って割とテイルズの肝だと思ってたのですが、どうしてこうなった。
2.2 シナリオが重い
まあ、ここに関しては人それぞれだと思うんですけど、私はダメでしたね。
なんかファンタジーにしては内容が生々しすぎるんですよ。
そもそもSNSで炎上する話ですからね。「現代社会を斬る」という意味では良いのかもしれませんがそれをファンタジーでやらなくても良いんじゃないかなって思います。
ネタバレになるのであまり深くは書けませんが、かわいいショタに「なんで生きてんだよ!!早く死んでくれよお!!!」って言われるのはなかなかにくるものがありました。
2.3 過去キャラが出てくる
このゲーム、なぜか過去のテイルズシリーズのキャラが出てきます。
しかもイベントストーリーでちょろっと、とかではなく本編にガッツリ絡んできます。
テイルズはシリーズごとに登場キャラも住む世界も違うので、同じ世界で当たり前のように暮らしているのを見ると違和感しかないです。
普通こういったいわゆる「お祭りゲー」では、なんか不思議な扉が開いたとかそういう理由付けが無理やりにでもされると思うのですが、そういうのが一切ありません。
なんか、もともとオリジナルキャラだけで作る予定だったけど、売り上げのために急遽呼び出されたのかなあって気がどうしてもしてしまいます。
まあ他にも、バグが多すぎるとか対人やら覇者の塔やらレイドやらを詰め込みすぎてよくわからないとかSR以下に価値がないとかエグすぎる凸数とか言い出したらキリがないのですが主だったところはこんな感じかなあと思います。
おなじみの画面。
⒊ まとめ
ああ、バンダイナムコだなあって感じのゲームです。本当にいろんなところが雑すぎる。
「豪華声優陣による美麗アニメーションRPG」を綺麗に体現してしまった感じです。
テイルズのブランド力で1年持てば良い方かなあって思います。