どうも。頑もどきです。
アンリアルライフ、クリアしたので感想を残しておきます。
最初に言っておくとこのゲーム、マジでやべえ。
評価:★★★★★
目次
1.程よい謎解き難易度
このゲームは「謎解きアドベンチャー」ですが、いい感じの難易度で詰まることがほぼないです。
主人公のハルには、サイコメトリーという「触れた物の記憶を読み取る能力」があり、それを使って謎解きをしていきます。
こう聞くとめちゃくちゃ難しそうですが、誘導がしっかりしているので「次に何をすべきか」がちゃんと分かるようになっています。
私の場合、答えを調べたのは最後のエンディング分岐条件の1回だけでした。
それもちゃんと状況を整理すれば絶対にわかる内容だったのでめちゃくちゃ悔しい。
2.ホラー要素がちょっと強め
割とこういうシーンがあります。
ただ、謎解きの誘導と同じで前振りがしっかりしているので、いきなりばーーん!!って出てきて脅かされることはほぼないです。
「何かに突然追いかけられる」みたいな要素も無いので安心してください。
私はホラーゲームは実況すら見れないレベルで苦手なんですけど、これはいけました。
ホラーゲーム入門としてもオススメできるかもしれない。
3.ギミックの使い方が神
詳しくは書きませんが、このゲームはギミックの使い方がマジで上手いです。
「プレイヤーに体験させる」というゲームの特性をうまーく使ってますね。
何も聞かずにとりあえずやってみてほしい。
…とはいえ、クリアまでのプレイ時間はだいたい4〜5時間くらいです。
ここまでだと、出来の良いフリーゲームみたいな感じで、「面白かったなーでも2000円はちょっと高いかなー」くらいの感想で終わるんですけど、
それで終わらないのがこのゲームの恐ろしいところです。
4.「特異点」の存在
このゲーム、実はとんでもない隠し要素があります。
本来は別の謎解きで使う「ロッカーのカギ」を、主人公が暮らすホテルのロッカーに挿すと1/256の確率で開くという、通常プレイではまず見つけられない仕様となっています。
そしてこのロッカーの中なんですけど、本当にこのゲームの物語を根底からひっくり返すような内容のものが置かれています。
↑何やら怪しい実験をしている様子…。
そしてこれを見た後だと、このゲームに対する考え方が180度変わってしまいます。
例えばこの論文中に「ヘキサマインド社」という謎の企業が出てくるんですけど、それがゲーム本編に絡んでくることは一切ありません。ですが、
実はここにしれっと会社のロゴがあったり。
こういった伏線が大量に散りばめられている上、後から見返すと「もしかしてこの発言って実はこういうことなんじゃ…」みたいな気づきが結構あります。
なので、そういう考察が大好きな人にはマジでオススメです。
5.おわりに
久しぶりに「出会えて良かった」と思えるゲームでした。インディーズゲームはこういうのがあるから良いよね…。
程よくいい感じに人気になってくれればいいなって思います。
以上です。おわり。