どうも。頑もどきです。
メトロイドドレッド、クリアしたので感想を残しておきます。
最初に言っておくとこのゲーム、マジで完成度高いです。オススメ。
評価:★★★★☆
目次
1.迷わない詰まない
このゲームはいわゆる「メトロイドヴァニア」というジャンルで、1個ので〜っかいマップを新しいスキルを手に入れながら探索していきます。
自分の思うがままに好きなだけ探索できるのでめちゃくちゃ楽しいんですけど、いかんせんマップが広すぎるゆえ「次どこに行けばいいのか分からない」という状況が頻繁に発生します。
「先に進む道を探して何時間も彷徨った挙句、結局は近くの壁のスイッチを見逃していただけだった」なんてのはよくある話で、達成感と徒労感の入り混じったなんとも言えない感覚を何度も味わうことになります。
しかしこのメトロイドドレッド、徹底して迷わないように工夫されています。
まず、ゲーム内のマップが超くわしいです。
こんな感じで、マップの構造だけでなくどこにどんなブロックや障害物があるかまで事細かに記してくれます。しかも自動で。
なので、今自分がどこに行っていないのか、そしてなぜ行けなかったのかがマップを見るだけで一目瞭然なんですよね。
このお陰で、「マップの未開拓エリアに遠くからはるばるやってきたが、今の状態では通れない壁があり結局無駄足だった」みたいな事故が無くなります。
あと、一方通行の道がかなり多いです。
「探索ゲーなのに戻れないのかよ!」って思うかもしれませんが、探索範囲が狭まることによって次に進むための道が見つけやすくなっています。
ただこれに関しては意見が分かれるところで、「迷ってるときが一番楽しい」みたいな生粋の冒険家や、「新スキル獲得したら現時点で取れるアイテムを全部回収したい」みたいな完璧主義者にはお節介に感じる部分もあると思います。
特にRPGの洞窟とかで分かれ道を全部調べて宝箱探しする人は要注意。「ああ!!あれ取りたい!!!戻ってあれ回収したいうわあああ!!!!」ってなります。私はなりました。
ちなみにクリア後に全部行けるようになるので安心してください。
2.ボスが強くて楽しい
任天堂のゲームにしては珍しく、難易度はかなり高め。
特にボスが本当に強く、初見撃破はほぼ不可能。基本的には死にながら対策を練っていくことになります。
ただ、「避けられない攻撃はない」のTIPSの通り、全ての攻撃に対して簡単な対処方法が存在します。
最初はなす術もなくやられていたボスに、最終形態までノーダメージでいけるようになったりするともう「攻略してる感」がハンパないですね。
また、ゲームの難易度自体を下げることはできませんが、リスクの高い「メレーカウンター」を駆使してアグレッシブに攻めるか、もしくは遠くからビームをちまちま撃って安全に倒すか、といったプレイヤー側の立ち回りによって難易度を変えられるのも良いポイントですね。任天堂さんこういうのホントお上手。
3.ホラー演出はない
タイトルに「ドレッド(恐怖)」とあるので、ホラー映画みたいなビックリ演出があるのかなって思う人もいるかもしれませんが、大丈夫です。ないです。
ホラー映画というより、フジテレビの「逃走中」みたいな恐怖ですね。うわあ!じゃなくてゾクゾクする感じ。
E.M.M.Iくんは触れたら即死な上、ピポポッという独特な音を発しながらカサカサと近づいてきます。画面外にいてもサムスが歩く音を感知して寄ってくるので結構怖い。
…とはいえ、追いかけっこの恐怖に慣れてしまうとだんだん面倒くさくなってくる上、後半は壁を貫通する目を持つ個体や痺れるビームを撃ってくる個体が出てきて理不尽感が強くなっていくのはマイナスポイントですね。
買うのを躊躇うほどではないですが。
4.気になるコスパの悪さ
はい。このゲームの最大のお悩みポイントですね。プレイ時間に対してソフトの値段がかなり高いです。
私の場合、結構寄り道しましたがプレイ時間は10時間弱でした。
もちろん隠しアイテムを回収したりタイムアタックに挑戦したりすればまだまだ遊べるんですけど、クリアするだけなら10時間程度で終わっちゃいます。
プレイ時間10時間のゲームに7000円を出す勇気が必要なのが本当に苦しいところ。特に最近は安価で面白いゲームがたくさんありますからね。
ただ内容はめちゃくちゃ濃いので、ガッーーってやれて飽きる前に終われるって考えたらすごく良いゲームだと言えます。積みゲーだらけの私にとってはありがたいんですわ。
5.まとめ
とにかく完成度が高く、2Dアクションが好きな人は迷わず買って良いと思います。プレイ時間は短いですが、確実に値段以上の体験を得られるはずです。
コスパなんて気にするな!
買え!!!
初めてバルエニアに着いたときの感動が忘れられない。背景カッコ良すぎるよ…。
以上です。おわり。