クリアしました。
ホラーゲームは大の苦手なんですけど、「早期購入特典でライザ衣装を配ってるようなフザけたホラーゲームならいけるべ!」という舐めた気持ちで購入しました。
…なんですけど、ホラーゲームとしてもめちゃくちゃ完成度高かったです。マジで良作。
評価:★★★★☆
目次
1.濡れる
本作は「水」が大きなテーマになっており、物語では「水は生と死をつなぐ存在である」という設定になっています。
そのため、水に濡れるほど「死」に近づいてしまい、霊から受けるダメージが増えたりトラップにひっかかりやすくなってしまいます。
……なんてのは正直どうでもよくて、
この濡れ表現の凝り具合よ…。
衣装もいくつかありますが、なんと全てに濡れ差分があります。
マジでこれ目的で買っていい。絶対に後悔しません。
2.ビックリ表現は少なめ
ホラーゲームですが、突然出てきてビビらせる演出は数えるくらいしかないです。
思い当たるのは「閉じました」おばさんと、監視カメラで遊ぶ尺八様、あと中盤で見る呪いのビデオくらい。
それよりも、昔の田舎のクソ風習を延々と見せられて、「この村ヤベェ…」ってなる怖さの方が大きいです。
男尊女卑の考え方も色濃く残っており、「素質のある女は有無を言わせず生贄だ!!!」みたいな地獄のような世界が広がっています。
安易なビックリ演出に走らず、雰囲気でジワジワと怖がらせにくるのは良いポイントですね。
3.楽しいカメラバトル
このゲーム、戦闘も結構楽しいです。
敵である霊は、「写影機」とよばれる特殊なカメラで撮影して倒すんですが、いくつかルールがあって、
・敵が攻撃してくる直前に撮ると「FATAL FLAME」
・撮影対象を5個以上まとめて撮ると「SHUTTER CHANCE」
となり、大ダメージを与えられます。
雑にパシャパシャ撮って「霊片」とよばれる撮影対象をたくさん出し、強いレンズとフィルムに切り替えて「SHUTTER CHANCE」を狙っていくのが基本戦法となります。
ですが、1度撮るとリロードに結構時間がかかるので、その間に攻撃されると「FATAL FLAME」(カウンター)を発動できずに被弾してしまいます。
「霊片」も放っておくと敵を回復させたり強化させたりしてしまうので、「ん?今おとなしいな…。今撮って大丈夫か?大丈夫なのか…?!」みたいな緊張感が常にあります。
また、「動き回る敵はロックオンで追う」「対複数の時はあえてロックオンせず広い範囲をまとめて撮る」みたいなテクニックの使い分けなんかも重要になってくるので、戦闘で飽きることはなかったですね。
4.個性豊かな怨霊たち
カメラのレンズを覗いている間は一人称視点になるため、怨霊がどアップで写ります。
結構怖いのかな、と思いきや…
…タノシソウダネ。
5.あやねさん
クリア後のおまけ要素として、バレーボール選手くノ一あやねさんを操作するモードもあります。
6.感想まとめ
こういったエロ要素を含んだゲームって「エロこそが正義!!細かいゲームシステムなぞ知らん!!!」ってなるか、「ゲームとしての完成度を追い求めた結果、最もいらないのはエロ要素だった」ってなるかの2択になりがちなんですけど、
このゲームはエロとホラーが良い感じに混ざり合い非常に完成度の高い作品となっております。
「興味あるけど、ホラーはちょっと…」って人でも意外となんとかなると思います。ホラー苦手な私でもクリアできましたし。
序盤の日本人形の館がいっちばん怖いのでそこだけ頑張ってくれ。
A 確認。
以上。おわり。