どうも。頑もどきです。
やりました。
ディフェクトくんでなんとかA20の心臓を倒せました。
他の職業はほとんどやっておらず、プレイ時間も100時間ちょいなのでまだまだ初心者だと思います。
世の中には数千時間やりこんでる猛者もたくさんいるらしいですからね。
とはいえ、まだここまでこれてない人もたくさんいると思うので、私が初心者なりに気をつけたことなどをまとめておこうと思います。
目次
1.参考にしたサイト
いきなり他人の記事を引用してくるのはあれですが、このサイトが超オススメです。
プレイ時間2000時間のプレイヤーが書いた記事で、攻略に必要な知識が全て詰まっています。
とりあえずこれを読んどけば大丈夫だと思います。
2.基本的なこと
上の記事に加え、我々初心者が気をつけるべきことは以下の3つだと思っています。
・カードは迷ったら取る
・生き残る
・目の前のことに集中する
では順番に解説していきます。
2.1 カードは迷ったら取る
私も最初の頃は「本当に強いカードだけを取ろう」って思ってギリギリまでカード取得を我慢してたんですけど、これやめた方がいいです。
というのも、こういったドミニオン系のカードゲームって基本的に不要カードを極限まで削る「デッキ圧縮」が非常に強く、それはこの「Slay the Spire」でも変わらないんですけど、
製作者側もそれを理解しているようで、このゲームは「デッキからカードを除く」という行為をかなり重く設計しています。
初期札の「ストライク」や「防御」をデッキから完全に取り除くのはほぼ不可能に近く、最後まで付き合っていくことになります。
なので、これらの削除を進めていくのはもちろん大事なんですけど、それよりも雑に強いカードをピックしまくって弱いカードの割合を薄めてしまった方が早いです。
また、圧縮していると状態異常カードにめちゃくちゃ弱くなります。
特にレベル20ともなると押し付けられる状態異常カードの数が半端ではなく、3層エリートのネメシスなんかは通常行動で火傷5枚を捨て札に混ぜてきます。
極端な例ですが、もしデッキ枚数が5枚ならこれを1回喰らっただけでデッキの半分は火傷になってしまいます。なので、極限まで圧縮していると「引いても引いても火傷しかこない」っていう状態になりかねません。
まあデッキを厚くしてると必要な「電気力学」が底に沈んでいて負けたりするんですけど、そこはドローやサーチを強くしたり、「切断」を使い速攻で1体沈めるなど別の手段を用意してごまかしましょう。
特にディフェクトくんは「検索」「ホログラム」「オールフォーワン」とサーチ手段が豊富なので意外となんとかなります。
とにかく、強いカードは多少ノイズになっても取りましょう。
デッキの方針が決まってくる2層後半あたりまでは基本ピックしていいと思います。
2.2 生き残る
我々初心者がよくやってしまうことの一つとして、デッキの完成を急ぐあまり勢い余って死んでしまうことが挙げられます。
このゲームは回復手段が限られているので、HPは超大事な資源です。
焚き火での「休憩」や「イベントでのHPを回復する選択肢」は取ったら負けな気がしちゃうんですけど、それをきっちり取れるかどうかが初心者と熟練者を分ける差のひとつだと私は思っています。意識して取るようにしましょう。
↑画像はwikiから
これとかデッキが整ってないと無理して読書したくなるんですけど、HPがヤバいならちゃんと寝ましょう。
ボードゲームでいう「しゃがむ」ってやつです。時には守るのも大事。
2.3 目の前のことに集中する
よく「心臓戦を意識した構築をしろ」と言われますが、無理です。
我々初心者は心臓に会えること自体が稀なので、会えたらラッキー、倒せたら超ラッキーぐらいの気持ちでいましょう。
それよりも、目の前のボスやエリートを倒すことを考える方が何百倍も大事です。
特に1層は耐久を拒否してくる敵が多く、カード1枚あたりの攻撃力が何よりも大事です。
「狂奔」や「効率化」は後々腐ることが多いのであまり取りたくないんですけど、1層序盤で出たら迷わずピックしてアップグレードします。
将来使うからといってブリザードやサンダーストライクを早々にピックしてはいけません。
序盤はデッキ枚数が少ない上、大半がストライク防御という弱いカードなので使わないカードを抱え込んでいる余裕はないです。残念ですが諦めましょう。
まあ心臓対策は、「倒せそうだったらトゲポーション買っとく」くらいでいいと思います。
はい。以上が全体的なプレイングの話です。
ここからはディフェクトのカード解説になります。
3.ディフェクトのカード解説
全部紹介してるとキリがないので、主だったやつだけ書きます。
3.1 いいから取れ(優先度:★★★)
・検索
なんだこのパワカ?!?!
1回使い切りとはいえ、0コストで山札から好きなカードを1枚持ってこれます。
ただでさえ強いのにアップグレードすると2枚になり、「コアサージ」「偏向認識」などのコンボも丸ごとテイクアウトできます。
捨て札は回収できませんが、これで「ホログラム」を持ってくればカバー可能。
他のゲームにこのカードがあったら当然3積み安定、ていうか即刻禁止行きでしょう。
そのぐらいの超絶パワーカードなので取らない理由がないです。何枚でも取りましょう。
ちなみに、レリック「雷の瓶」に詰めて開幕で撃てるようにするとコマンド選択式RPGになるのでおすすめ。
・反響化
説明不要の最強カード。
これ1枚あるだけでデッキの質がぐんと上がります。
エーテリアル付きだと使いにくいので取ったら即刻アップグレードして消しましょう。
「逆に取らない選択肢あるの?」って聞きたくなるレベルの壊れカードです。
・氷河
ディフェクトといえばこれ。
これでフロストをカチコチに積み上げて後は「ブリザード」や「集中砲火」でドカン!がディフェクトくんの基本的な戦術です。
これが取れたらその戦術でいいです。
普通に使っても「その場で7ブロックと毎ターン4ブロックを得る」というなかなかに意味不明な効果なので集中力を犠牲にする偏った構築でもない限りとりあえずピック安定です。
アップグレードはブロック値+3と控えめなので他に回しましょう。
・電気力学
全体攻撃の神。
ライトニングの生成手段は初期レリックの「ひび割れたオーブ」や初期カードの「消去プログラム」があり、このカード自体もライトニングを生成するため腐ることがほぼないです。
1枚使うだけで複数敵やボスのお供が勝手に死んでいくので本当に楽になります。フロストデッキやダークデッキでも取るべき。2層で取れていると心強いです。
ただし、敵が単体だと微妙なカードなので1枚あれば十分だと思います。
アップグレードもライトニングが1個増えるだけでショボいのでしなくてよろしい。他にすべきカードがたくさんあります。
・自己修復
縁の下の力持ち。
前述の通りHPは超貴重な資源なので、それを1コスで7回復できるのは相当デカいです。
アップグレードすると10になり、「増幅」や「反響化」で2回発動すれば20になるので焚き火での休憩並みの回復を得られます。
回復をこれに任せることで、焚き火での「鍛冶」や「イベントでのHPを犠牲にする選択肢」が取りやすくなるのでデッキ強化にもかなり貢献してくれます。
早めに取れた場合は未来への投資だと思って優先的にアップグレードしましょう。
・ホログラム
なんで君コモンなの???
やってることは「検索」とほぼ変わらないのになぜかコモン。
よく拾えるので3〜4枚取って使い捨ててもいいと思います。でも1枚はアップグレードして廃棄を消しておきたい。
・デフラグ
ディフェクトのずっ友。
オーブを使いまくるディフェクトくんにとってオーブの効果値+1の恩恵は計り知れず、
例えばライトニングなら自動効果と解放が発動するたびにダメージを+1しているので、トータルで20〜30点プラスしている計算になります。
どう考えても1コスでやっていい性能じゃない。
アップグレードすると集中力+2になり、ただでさえ強い効果量が2倍になるので上昇量はかなり高いです。優先的にやりましょう。
3.2 あると便利(優先度:★★☆)
・目潰し
便利屋その1。
優先度★★★と悩みましたがこっちで。
0コスでシャクッと入れるだけで被弾を大幅に減らせるのでかなり強いです。
アップグレード版を1枚差して使い回すのが吉。
・ビームセル
便利屋その2。
オーブのダメージには乗らないので敬遠する人も多いですが、「サンダーストライク」「ブリザード」「集中砲火」のダメージも1.5倍になるので普通に積み得です。
0コスなので「切断」との相性もいいです。
目潰しと同じくアップグレード版を1枚差して使い回しましょう。
・オールフォーワン
捨て札の0コスを全て回収するという豪快な効果を持ちます。
デッキのメインに据えてもいいですが、ディフェクトくんは0コスのカードが自然とデッキに集まってくるのでフロストデッキとかに雑に入れてサブ運用しても十分強いです。
・コアサージ
使うとデバフを1回無効化する「人の作りし物(アーティファクト)」がもらえます。
「偏向認識」とのコンボが有名ですが、他にもスピードポーションの「ターン終了時に敏捷値−5」のデバフを打ち消してずっと敏捷値+5に出来たりするので使い道は多いです。
特に2層雑魚戦での活躍はめざましく、5ターン盾割りクソガーディアンや「苦しむがいい…」アンチキショー、混乱運ゲーヘビ野郎の対処がこれ1枚あるかないかで大違いです。まあ初手で引きこめるかっていう問題はありますが…。
腐ることは少ないので基本ピックでいいと思います。優先度★★★でもいいぐらい。
・偏向認識
集中力4を得る代わり、毎ターン1ずつ下がるようになります。
集中力はマイナスの値まで下がってしまうので、−2とかになるとオーブはほぼ使い物にならなくなります。
雑魚戦はこれと「電気力学」でカタがつきますが、ボスやエリートなどの長期戦で考えなしに使うと詰んでしまう可能性があるので「残り4ターン以内に決めきれる」という確信を持ってから使いましょう。
デメリット付きなので癖はあるんですけど、集中力の強さはデフラグで話した通りなので、それが4ももらえるコイツが弱いわけないよねって話です。
ちなみにこの「毎ターン集中力が1下がる」はデバフ扱いなので「コアサージ」で打ち消せます。「コアサージ」を先に使わないと意味ないので注意。
アップグレードすると5になるんですけど、アップグレード枠をこれに回す余裕があまりないのが辛いところ。
・核分裂
デッキの潤滑油。
デッキを一刻も早く掘ってパワーを使ってしまいたいディフェクトくんにとって痒いところに手が届く神のようなカードです。もったいぶらず1巡目でさっさと使ってしまいましょう。
アップグレードすると「取り除く」が「解放」になってより強さが際立ちます。
そのままでも強いですが出来ればアップグレードしたい。
・リサイクル
ディフェクトくんの貴重な廃棄手段。
単体敵での「電気力学」など、いらないカードをエナジーに変換できるので超便利。
使い回して状態異常や呪いの廃棄に役立てるのもアリです。
1コスと0コスでは使い勝手が全然違うので使うならアップグレード必須。
ディフェクトくんはアップグレードするカードが多くて辛いですね…。
・切断
はい。さよーならー。
HP24以下の雑魚敵をノーコストで排除できます。
2層エリートの「やっちまえ!」や3層エリートの無限剣呼びおばさんもこれがあるとちょっと対処しやすくなります。
また、アップグレードすると32ダメージになります。
3エナジーの場合これを引いた時点で敵のHPが与えるダメージ以下になってないと意味がないので、する価値は大いにあります。
特に1層なら迷わずアップグレードして問題ないです。1エナジーあたりのダメージもそこそこ高いですしね。
3.3 割と役立つ(優先度:★☆☆)
・強化ボディ
私が来た!!!
他の手札が全て「めまい」のときにこれ1枚で20〜30ブロックを得たり、ポーションの「蒸留された混沌」でめくれて突然30ブロックが湧いてきたりします。
「反響化」で使うと50〜60ブロック稼げるのでその場しのぎもできます。
普段は役に立たないですがピンチの時に颯爽と現れて救ってくれるその姿は正義のヒーローそのものなので、保険で1枚拾っておくといいと思います。
・溶解炉
使ってみると意外と有用。
1コス10点とそのまま使ってもコスパが良い上、実質「敵のブロック値+10ダメージ」を与えているようなものなので、状況によってはすごいダメージになります。
特にレベル20ともなると敵が「はいバリア〜〜〜!!」と言わんばかりに突然クソぶ厚いブロックを張ってきたりするのでこのカードの価値は跳ね上がります。
65ブロックを張ったスフィアガーディアンに実質75ダメージを与えるとスカッとしますね。日頃の恨みじゃおら!
アップグレードすると14ダメージになるので、1層の火力枠として使うこともよくあります。
・充電
なにかと便利。
エナジーを1個次のターンに持ち越せるので、プチアイスクリームみたいな動きができます。
7ブロックという値も非常に優秀で、1層雑魚敵は6〜7ダメージが多く防御だと微妙に受けきれないのでこれで結構なHPを守れます。
実質0エナジーで入れ得とはいえ、多すぎると邪魔になってくるので2枚が限度な気がします。
・効率化
あんまり取りたくはないけど…。
1層は火力が大事なので渋々取ります。0コスまで下がれば後半でも通用するんですけど最初の2コスが本当に撃ちづらい。
とはいえ「狂奔」よりは邪魔にならない気がするので序盤のお供としては優秀だと思います。
1層ならアップグレードも視野。
はい。以上がカード解説となります。
他にも強いカードはありますがこの辺にしておきます。
4.さいごに
最後になりましたが、
このゲームは運要素が強く「負けて当たり前」みたいな世界なのであんまり悩まずに何度もチャレンジしましょう。そのうち神引きをして最後まで行けます。
私は30回目くらいで行けたので運が良い方だったのかなあって思います。
以上です。おわり。